地方美容師の日記

経験日常を書きます

失敗談

 

アシスタント一年ちょっとの時の話

 

カラーモデル、カットモデルに取り組む毎日。

美容学生時代の友達が、カラーモデル協力してくれると連絡を受けて、ワクワクしながらその日を迎えた。

 

前から連絡をとっていたので、したい色などはわかっていて楽しみにしていた。

 

施術としては

黒髪からのミルクティーベージュ。

     ↓

ブリーチしてからカラーのダブルカラー

 

過去に1人でこの長時間のメニューをしたことがなく緊張はしていたけど、大丈夫だろうという謎の自信があった。(若さもある)

 

友達がきて雑談しながらブリーチを塗布していく。

 

ドライの状態で塗り始めた。

(何もつけてない状態)

薬剤ブリーチ:オキシ6% 2倍

 

まず触って毛量が相当多いことに気づく。

ワンタッチ塗布で一気に塗布していく。

時間が経つとともに最初に塗布した場所がどんどん明るくなっていく。

 

もちろん1人施術なので急ぎでぬる

なかなか時間がかかり全部ぬり終わる頃には

最初と最後の場所の明るさに差が出た。

 

新しく作った薬剤で最後の場所からぬっていく薬剤がどんどん乾きムラになっていく

 

時間放置後確認する。

もちろんムラがすごい状態になっていた。

(この時点で失敗ルートしか無くなっていた)

ブリーチムラをなくすのは技術がとても必要

もちろんそんな技術はない。

 

「なんとかしないと。」

「2回目のブリーチでムラを消せる。」

こんな感じで2回目のブリーチ

ムラが酷くなる。

 

もうよくなることがないと、わかっていたがやめるわけにもいかずカラーをする。

 

放置中どんな顔するか考えていた。

「どうしよう。」

失敗がわかっているカラーを待ち続けるのは何より辛かった。

 

もちろんムラムラのカラーが出来上がり

友達に色々言い訳したと思う。

(何も覚えてない。)

 

今でも覚えているのは大量の冷や汗だけ

上から下まで失禁したのか、というぐらいずぶ濡れのような感覚と汗が足に垂れていく感覚。

 

友達は嫌な顔一つせず

「長い時間ありがとね!」

これを見て罪悪感で穴に入りたくなった。

 

かれこれ朝から夕方までやっていてけどあっという間に終わった。

 

この経験はすごく勉強になったし、練習知識がとても大事だと考えさせられた。

 

みんな最初は失敗することがあると思うけど

モデルをするときは最低限の危機回避できる技術は持っておくべき。

 

頼れるひと見ていてくれる人の重要性もすごく感じました。

 

この後めっちゃ勉強しました。

失敗した後が本当に大事。

 

失敗して落ち込んでら人いたらこれ見てほしい!

みんな失敗の種類は違うけど、周りの先輩もみんな失敗してる、はず!

 

 

12月って繁忙期?

 

美容師の12月は一年間の成果が出やすい時期

 

一年間で来てくれるようになったお客様

今までずっと通ってくれているお客様

 

12月最後に集中して、来てくれる方がおおいです!

忙しいからこそ一人一人丁寧に施術する

わかってはいても1人に集中して施術できない時があります。

 

予約が取れないとか、したい施術ができない。

こんなことがないように早めに予約を取っておくのをオススメします!

 

 

 

 

辛い時。

 

ふと新卒の春を思い出した。

今から始まる新しい生活のワクワクと不安

新生活ってこの二つのバランスが、緊張感を生む気がする。

 

上京して何もない部屋からのワクワクと不安

一歩外に出れば初めてみる景色、1人として知らない顔ぶれの数々。

 

初めての職場、初めての上司、初めての仕事

初めての数々で疲弊の日々。

 

満員電車から始まりガラガラの電車で終わる。

辛くても泣く暇もなく。トイレに駆け込んで泣いてた。

 

踏切前で「ここを一歩踏み出せば」

なんてことも考えてたこともあった。

 

その度に親の顔が浮かんだ。

「自分だけ楽になっていいのか」

「尻拭いしてもらうのか」

送り出してくれた母の顔、母の手紙。

 

「人としてどうなの?」

今でもこの言葉は頭から離れない。

 

誰だって死にたいくらい辛いことは一度くらいあるとおもう。

 

明るく振る舞っている人

いつも笑顔を絶やさない人

悩みなんてなさそうに見える人

 

実際こんなの表面状での振る舞いだと思う。

そんなことを他人にさらけだすひとなんていないから。

 

自分だけ辛い、自分だけ不幸

こんなことはない。

みんな自分の現実と戦っている。

 

不安、悩みは尽きない。

でも進まなければ何も解決しない。

 

そんな感じで時間が過ぎる。

そして時間が解決してくれることもある。

 

なんとかなる。

辛い時は「大丈夫死にはしない」

あと何時間後に家にいる。

 

こんなこと考えて乗り切ってた。

辛い時でも腹は減るしご飯は美味しい。

辛い時は美味しいご飯を食べて早く寝る。

 

時には現実逃避も大事だよね

また今日も頑張ろう。

 

この間食べた美味しいアジフライ定食です!

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失敗しないオーダーの仕方

 

美容室で失敗したってことは、誰しも一度は経験があることだと思います。

 

そんな残念な思いをしないためのオーダー方法をお伝えできたらと思います!

 

まず覚えてもらいたいのが、美容室によって

売りにしている技術、特化している施術があるということ。

 

まずは自分が希望するスタイルにどんなメニューが必要か考える必要があります。

 

・カラー

・ストレート

・パーマ

・デザインカラー

・トリートメント

・カット

 

ここから自分のしたいスタイルと照らし合わせ

て考えていきます。

 

例えば

くびれボブにしたい…

カットでボブを得意とするサロン、美容師さんを近くで探す。

 

Instagramホットペッパーなどでスタイルを見つける。

 

気に入ったスタイルから美容師さんを特定する。必ずその美容師さんを指名予約で予約を取る。

 

指名にして気に入ったスタイル写真を見せる。

スタイル写真はその方が作ったスタイルなので安心感は抜群です。

 

もし長さが足りない、今の状況からは難しいとなっても先々を考えて、次のご来店で完成させるなどの提案を考えてくれます。

 

美容師でも得意なスタイル、不得意なスタイル技術があります。

 

売り出している技術は、他の技術と違い圧倒的にしている数が他のサロンと違うので仕上がりで差が出やすいです。

 

近所の美容室に行きデザインカラーなどのオーダーをすると、その美容室が得意としている技術の場合は失敗しませんが、逆の場合満足したスタイルにはなりにくいです。

 

指名にするメリット

・お互いにスタイルを共有しやすい。

・技術に間違いがない。

・先々の提案で安心できる。

・コミュニケーションがとりやすい。

 

自分に合った美容師さんが必ずいます。

 

もし今している美容師にさんに任せたいと思ったら少しでも早く連絡すると準備の時間、スタイル共有ができるのでとてもいいです。

 

美容師も失敗しようと思ってしてる方はいないです。でも技術で、希望に応えられないことはあります。

 

皆さんがより理想のヘアスタイルになれるように、いい美容師さんに巡り逢えることを願っています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手荒れについて②

 

①の続きです。

 

自分自身、今考えるとケアが本当に甘かったです。自分自身のケアは何より大事です。

 

爪をこまめに切る。

少しでも伸びていると無意識に掻き

傷ができます。

「そこまで伸びてないしいいや」

↑危険です。

 

シャンプー→ドライ→パーマ流し→カラーシャンプー

 

例えばこんな感じで仕事をしていると

シャンプーで油分がなくなりドライで乾燥して

傷口にパーマ液が入り、カラーシャンプーでトドメを刺されます。

 

1日ですごく荒れます。アシスタントの時は基本仕事はシャンプー台での仕事が多い。

 

だからこそケアは舐めてはいけません。

 

自分自身ひどい時は、水疱による痒みで夜一睡もできず、料理用のボウルに氷水を張り手をつけて手の熱を取って横になるの、繰り返しで朝を迎えたことがありました。

 

手の皮は手の甲手のひらすべてむけました。

 

解決策は皮膚科に行き適切な薬を処方してもらうこれしかありません。

 

・保湿用のハンドクリーム

ステロイドの早く治す薬

・痒み止めの飲み薬

 

大体この三つをもらえると思います。

あんまりひどいと飲み薬のステロイドがあるようですが、薬が強いので自分はもらってないです。

 

この三つを適切にこまめに使うと確実に良くなります。サボると悪くなります。

 

皮膚科で処方されるハンドクリームは、ベタつきが少ないものが多いのでオススメです。

 

これでも荒れないということにならない方もいると思います。

 

そんな人はアレルギーを疑いましょう。

 

・ラテックスアレルギー

・ジアミンアレルギー

 

この二つです、これ以外はないと思います。

ラテックスアレルギーは手袋グローブに含まれる成分です。(ゴムアレルギー)

 

この場合は自分の手袋を調べてみましょう。

プラスチック製のラテックスフリーの手袋を使うと変わってくると思います。

 

ラテックスアレルギーは僕も長く気づかなかったので早く知りたかった。

 

もう一つはカラー剤に含まれるジアミンによるアレルギーこれはカラーシャンプー後、乾かすタイミングでも荒れる可能性があるので厄介です。

 

乾かす時に手袋というのはなかなか難しいと思います。なのでカラー後、カラーシャンプー後

毎回手袋を変えることを勧めます。

 

Amazon楽天などネットでラテックスフリーの手袋が2000円台で販売されているのでおすすめです。

 

でもなかなか使い捨てだと経済的に厳しいという方は1日での使い捨てをしてみてもいいかもしれません。

 

お店のオーナーに相談すれば支給してくれる場合もあると思うのでそこは相談しましょう。

 

手荒れに理解がある上司がいることがあることを祈っています。

 

①爪をこまめに切る

②皮膚科に行き適切な薬を処方してもらう。

③こまめに薬を使う。

④アレルギーを疑う。

⑤ラテックスフリーの手袋を使う使い捨てにする。

 

これらをすれば確実にいい方向に向かいます。

アシスタントは辛い時期が多いと思います。

手荒れでの悩みだけでも解消できれば前向きに仕事に取組めると思います。

 

長くなりましたが、これを読んで少しでも役に立てたら幸いです。

 

 

 

 

 

手荒れについて①

 

アシスタントからスタイリスト

人によっては違うと思いますが美容師1番悩むこと、続けるにあたって付き合っていかないといけないことは手荒れだと思う。

 

もちろん全くしない人もいる。

全くしない人がする人を理解できない。

配慮してくれない環境があることが問題だと思う。

 

自分自身一年目から手荒れはものすごく悩み

日常生活に影響がありました。

 

・ものがうまく握れない

・痒くて夜も寝れない

・皮膚が爛れて膿む

・家事がきつい(水周り)

・お風呂

自分の場合は働き始めは、全てカラー塗布ストレート塗布以外は素手でしていました。

 

一度手が荒れ始めると仕事の意識低下ネガティブな感情が生まれやすくなる。

 

レッスンもやる気があっても気持ちが向かなくなる。

 

自分の髪のスタイリングですら辛いと思い始めてくる。お店のアルコール消毒これはきつい。

 

注意して欲しいのがアレルギーが出てくるのは時間が経ってから突然くるということ。

 

4月〜10月まで全く手荒れしなかった自分は

11月冬直前であっという間に荒れた。

 

芋虫ほど指は腫れ曲げることもむずかしくなる

 

そこまでくると仕事一時休まない限り体全体に炎症が広がってくる。アレルギー反応なので日に日に酷くなっていく。

 

水脹れができ破れの繰り返し。

そこから完全手袋にしてもなかなか治りづらい

 

あらかじめ皮膚が弱い人(アトピーなどを持っている人は特に)は自分は荒れやすいという意識を持っていることが大事。

 

上司「なんでそんな手になるのか」

  「生活習慣わるいから」

  「食生活が悪い野菜食べろ」

いろんなことを言われるとおもう。

 

皮膚科でパッチテストを受ける、これは本当に意味がないので行かないほうがいい。

 

シャンプー、パーマ液、カラー剤、こんなものをパッチテストしても1日中皮膚に貼り付けていたらどんな人でも反応するから。

 

寝ると無意識に痒いている。朝になると血が出ている。こんなことは日常てきにある。

 

まず徹底して欲しいことは爪は徹底して短くする。手を使う仕事なので、長い人はいないと思うけど掻いても爪が当たらないくらいがいい。

 

掻いても傷ができづらくなるこれが大事。

 

長くなったのでここで一旦区切ります。

爪はこまめに切りましょう。

 

 

 

 

女性希望のお客様

 

サロンのスタッフが女性比率が多い

男性比率が低いと女性のお客様の比率も多い (そうじゃないところもあると思うけど)

 

よく一言のところに、

女性の方でお願いします。

とフリーで予約が入っていることがあったりします。

 

お店変えたばかりの時は男性が自分1人で

お客様は女性だけのお店と思って予約されて

カットすると、次回から女性希望になったりする。

 

最初はもちろんめちゃめちゃ気にして

 

何がダメだったのか。

「匂いきつかったかな」

「手つきがきもちわるかったのか」

「技術がたりなかったのか」

これ以外にも色々考えてました。

 

その度に落ち込んで嫌になったり今まで無かったことに困惑したり。

 

フリーで女性希望で予約しないで指名にしてくれたらいいのに(女性スタッフを指名)

 

なんて不満を漏らしたりしたりして本当に気にしてました。

 

もちろん人対人なので相性もあるし見た目の問題もあると思う。(技術接客力も)

 

その度に会話力だったり、とか聞き方の本を読んで色々考えてました。

 

ある日の女性のお客様に男性は緊張すると言われた。

 

そのお客様も自分がお店に入ったことを知らず

女性だけしかいないお店と思っていたらしい。

 

そのお客様の考えでは異性は緊張する

でも別にスタイリストに希望はない。

そんな時は女性しかいないお店を選ぶとのこと

 

男性が嫌いなわけじゃないし、拒否してるわけではないけど触られることに抵抗がある、身構えてしまう、緊張する。

 

これらの理由でフリーの女性希望というのがあるらしい。

 

意外と男性美容師に抵抗がある人は多い。

 

男性スタッフが1人の場合自分が拒否されていると思いがち(拒否されてる場合もある)

 

落ち込んで、身なり、匂い、距離、接客、技術に気をつけること向上させることはとてもいいこと。

 

だけど落ち込みすぎても良くない。

「拒否された」

「嫌われてる」

こういう考えは深くしなくていい。

 

女性のお客様は一定数男性が苦手意識があるというのを覚えておくと、気持ちが少し楽になる

 

自分の気持ちを落としすぎないようにしよう!

ほんとに無理だと思われてることもあるから

距離、匂い、接客は気をつけよう。

 

↑自分に言い聞かせてます。

 

落ち込む前にこれをみて自分を見つめ直すきっかけになれば幸いです。