地方美容師の日記

経験日常を書きます

産後抜け毛と抜け毛のメカニズムについて

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「抜け毛が怖い」

「産後急に髪が少なくなった」

 

このような産後の抜け毛が多くて心配な方多いと思います。今回はこちらの産後の抜け毛のメカニズムと対処法についてご紹介します。

 

これを読めば産後抜け毛の対処方とどの原因で抜け毛が増えているのか?妊娠中の気をつけるポイントがわかります。

 

まず髪が抜けるメカニズムについて説明していきます。

 

髪にはヘアサイクルという周期があります

 

発生期→成長期→退行期→休止期

 

発生期 毛母細胞が分裂を始める

成長期 髪の毛が太く成長する

退行期 髪の毛の成長が止まる

休止期 成長が止まり生え替わりを待つ時期

 

この周期を女性で4〜6年の周期で繰り返します

薄毛の進行が進むとこの周期が短くなります。

 

1日50〜80本の髪の毛が抜けるとされています

 

髪の毛が抜けるメカニズムとして

男性ホルモンと特定の物質が結びつき髪の毛が抜ける、このような形になっています。

 

妊娠中はホルモンバランスがお腹の赤ちゃんを守るために女性ホルモン(プロゲステロンエストロゲン)の分泌が多くなり、脱毛を促す男性ホルモン(テストステロン)の作用が弱くなり抜け毛が少なくなります。

 

産後このホルモンバランスが正常に戻り妊娠中に抜けなかった髪が一気に抜けることで抜け毛が多く感じる、これが産後抜け毛のメカニズムです。

 

産後脱毛症は妊娠期に抜けなかった髪が抜け落ちるだけで特別薄毛になっているわけではないのです。

 

対処方としてホームケアなどで育毛剤など頭皮ケアを勧められた方もいらっしゃると思いますが、いつもしているホームケアで心配ありません。

 

それでも気になる方などは、抜け毛は髪の毛の長さによって気になりやすかったりするのでヘアスタイルの長さを変えてみるのもいいと思います!

 

いかがだったでしょうか?

産後抜け毛に悩む方は期間中は薄毛になっているのでは?と不安になると思いますが、正常なことなので深く考えすぎないことをお勧めします。

 

今回は産後抜け毛の話をしてきました。少しでも抜け毛に悩んでいる方の気持ちを軽くできたら幸いです!