地方美容師の日記

経験日常を書きます

髪は乾かさないとまずい?

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「髪を乾かすの時間がかかって面倒。」

「髪を乾かさないと悪いっていうけど。」

 

髪を乾かすことは面倒だな、濡れたまま寝ちゃう、こんな方多いと思います。ここでは濡れたまま寝るとどんな影響があるか?について話していきます。

 

 

髪が濡れたままの時に起こる髪と頭皮の影響 

 

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濡れたままの髪は水分を含み膨潤した状態

この状態はとても無防備な状態。

 

髪が濡れたまま寝ると起こるデメリット 

 

・摩擦ダメージ大

・頭皮の雑菌繁殖

・タンパク質流失

・水分蒸発

・寝癖がつきやすい。

 

この状態が続くとヘアカラー、パーマよりダメージが出やすい状態。

 

乾かさないだけ、たったこれだけでこれだけのことが起きてしまうので、なあなあにしてしまうのは本当に良くない。

 

ヘアカラーしてる人は褪色も早いので要注意

褪色を抑えたい方は、まず濡れている時間を短くする、お風呂上がりはすぐ乾かす、これに限ります。

 

夜しっかり乾かしてあげることで、髪、頭皮を守っていくことができます!

 

ヘアカラーよりパーマよりダメージが大きいって思うと怖くなったりすると思います。

だからこそしっかり乾かしていきましょう!

 

乾かすことで根本に癖が出にくく根本に寝癖がないと毛先の寝癖もつきづらく早く治るので朝の時間も早くなります。

 

今回は髪は乾かさないとまずいのか?について話しました!ぜひ参考になれば幸いです!

白シャツとカビハイター

 

アシスタント時代って最近は私服のところが多いけど、僕が新卒の時は白のカッターシャツ

黒の前掛けで、ネームプレートつけて営業でした。

 

アシスタント時代の白シャツってほんと初めは特にカラー剤で汚れまくってました。

 

上司いわく

「汚い仕事してるから服が汚れる、綺麗な仕事をしていたら汚れることはない。」

とのこと、全うな正論でその通りです。

 

スタイリストの先輩らカラー剤で汚していたら

リムーバーなどで落としていたりして、先輩も汚れるんだな、とか思っていたり

 

私服が汚れるのは本当に悲しいですが

アシスタントは白シャツって決まっていたのでカラー剤で盛大に汚してしまうと、シャツ枚数もそんなにないから買うか汚れを落とすかしないと朝注意される。

 

洗剤で全く落ちないカラー剤をどう落とすか

先輩アシスタントにきいたりすると、

 

先輩

「カビハイターで落ちるよ!」

まじか、そんなので落ちるのか?

半信半疑でカビハイターにつけ洗うとしっかり落ちます。この時はほんと感動しました!

 

落ちることをしると汚れても落とせるという安心から汚す汚す。

 

汚してはカビハイター汚れてはカビハイターを繰り返していると

 

ある日朝営業前に白シャツに着替えていると

シャツが筋肉キャラが突き破るみたいにビリビリ避けてシャツがボロボロに。

 

流石にシャツの繊維が耐えられなかってみたいでした。その時はコンビニで割高のカッターシャツが売っていたのでなんとかなりました!

 

やっぱり一つ一つの所作を綺麗に無駄のない仕事をして汚さないようにすることが一番です。

 

今でも汚すことはあるけど、その度に汚い仕事になっているな、綺麗な仕事をしようって思って仕事してます。

 

カビハイター他のものと洗ったら他の服全滅するので気をつけましょう!

産後抜け毛と抜け毛のメカニズムについて

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「抜け毛が怖い」

「産後急に髪が少なくなった」

 

このような産後の抜け毛が多くて心配な方多いと思います。今回はこちらの産後の抜け毛のメカニズムと対処法についてご紹介します。

 

これを読めば産後抜け毛の対処方とどの原因で抜け毛が増えているのか?妊娠中の気をつけるポイントがわかります。

 

まず髪が抜けるメカニズムについて説明していきます。

 

髪にはヘアサイクルという周期があります

 

発生期→成長期→退行期→休止期

 

発生期 毛母細胞が分裂を始める

成長期 髪の毛が太く成長する

退行期 髪の毛の成長が止まる

休止期 成長が止まり生え替わりを待つ時期

 

この周期を女性で4〜6年の周期で繰り返します

薄毛の進行が進むとこの周期が短くなります。

 

1日50〜80本の髪の毛が抜けるとされています

 

髪の毛が抜けるメカニズムとして

男性ホルモンと特定の物質が結びつき髪の毛が抜ける、このような形になっています。

 

妊娠中はホルモンバランスがお腹の赤ちゃんを守るために女性ホルモン(プロゲステロンエストロゲン)の分泌が多くなり、脱毛を促す男性ホルモン(テストステロン)の作用が弱くなり抜け毛が少なくなります。

 

産後このホルモンバランスが正常に戻り妊娠中に抜けなかった髪が一気に抜けることで抜け毛が多く感じる、これが産後抜け毛のメカニズムです。

 

産後脱毛症は妊娠期に抜けなかった髪が抜け落ちるだけで特別薄毛になっているわけではないのです。

 

対処方としてホームケアなどで育毛剤など頭皮ケアを勧められた方もいらっしゃると思いますが、いつもしているホームケアで心配ありません。

 

それでも気になる方などは、抜け毛は髪の毛の長さによって気になりやすかったりするのでヘアスタイルの長さを変えてみるのもいいと思います!

 

いかがだったでしょうか?

産後抜け毛に悩む方は期間中は薄毛になっているのでは?と不安になると思いますが、正常なことなので深く考えすぎないことをお勧めします。

 

今回は産後抜け毛の話をしてきました。少しでも抜け毛に悩んでいる方の気持ちを軽くできたら幸いです!

 

 

サロントリートメントとホームケアの重要性

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「あの人みたいな艶がある髪になりたい」

「美髪にしたいけどどうしたらいいかわからない」

「サロントリートメントいつもしてるけど効果がうすくかんじる」

 

こんな悩みを持っている方も少なくないと思います。美髪を育てていく上での基本的な情報

持っているだけで、今の髪を綺麗にしていくことができます。

 

これを最後まで読んでいただき是非美髪を育てていきましょう。

 

 

まず最初に髪の毛の構造を理解すること。

これが美髪を育てていく上で重要です。

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外側から順番に

キューティクル→コルテックス→メデュラ

役割

キューティクル

毛髪内部を保護する壁な役割

コルテックス

髪の柔らかさ弾力を作り出す役割

メデュラ

毛髪内部の空洞、役割などは解明されていない。メデュラを持たない人もいる。

 

髪の毛はタンパク質(ケラチン)爪と同じ成分でできている。このようなことはよく話を聞くと思います。

タンパク質でできている部分は髪全体ではなく

キューティクル(髪の外側の部分)で内部は全く別物ということを知っておきましょう。

 

美髪ということに対して重要なのがこの内部のコルテックスという部分。

 

コルテックスの中の成分にCMCという成分がありこれがすごく大事な成分

 

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髪が痛んでいる特長としてあげられるのは

手触りがゴワゴワしている、硬い、スカスカしている、大体このような状態だと思います。

 

これらは全てCMCが髪の毛の外に流出しているからです。

 

ではなぜCMCは流出するのか?

CMCは薬剤や水にとても弱く髪断面から少しづつ流出します。これを防ぐのが疎水性のキューティクルの部分。

 

サロンでの月一のシステムトリートメント、その日の仕上がりはツルツルでも内部補充は月一回では全く足りない。

 

CMC補充なしにオイルだけでは不十分。

 

ダメージしている部分はトリートメントでは修復することは不可能、トリートメントはあくまで補修。

 

ダメージ部分をカットしていきながら補修して美髪を目指していく。そのためにはサロントリートメントも大事ですがホームケアが重要です。

 

トリートメント成分

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シャンプーはアミノ酸系がオススメです

アミノ酸系シャンプーはイオン結合を起こし

髪の毛を補充する効果が期待できます。

 

艶について、艶とはまずなぜ出るのか?

ツヤがある髪は綺麗にみえますよね、でも艶があるからといって美髪とは限りません。

ツヤとは光の屈折による見え方。

キューティクル、面が綺麗に整っている状態

痛んでいてもストレートアイロンを使うと面が整い癖が伸びるため艶が出ます。

綺麗に見せるにはキューティクルを整えて面を整える。

ブローの仕方、櫛で綺麗にとかしてしまうと艶は出るのでここは手入れでの見え方です。

見え方を良くしたい方は工夫手入れ次第で手に入れることができます。

 

最後に美髪はサロンだけでは作れません。

 

 

担当美容師さんにホームケア商品を選んでもらい使い続けると必ず成果が出ます。

 

この時重要なポイントとして商品が定期的に購入できる金額かどうか、値段がする商品これはとてもいい成分が入っていて当然です。

ですが一番大事にしてほしい部分は、長くつかうえでの続けやすい買いやすい値段かどうか。

 

美髪を作ることは毎日の積み重ねです。

勢いで購入しても続けなれば意味がありません。続けられるもので続けることが大事です。

 

サロントリートメントは今回はやめておいて

トリートメント商品を買う。こんな感じにしていくと負担なく続けられます。

 

サロントリートメントとホームケア二つをして初めて美髪になります。

 

いかがだったでしょうか?

なかなか難しいと感じる方もいると思います。

これをみて美髪にしたい方、ホームケアを見直す方がいたら僕自身嬉しく思います。

 

髪の手入れについて悩んでいる方が少しでも減ってくれたら幸いです。

 

 

 

 

髪を早く乾かすコツ

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髪を乾かす、毎日することだからこそ時間をあまりかけたくない。乾かすことに対して面倒だなと思う方も少なくないと思います。

 

そんな方に5分でも早く乾かす基本的なコツをお伝えできればと思います!

 

「髪乾かすのが1番面倒」

「乾かすのに20分くらいかかる。」

「乾いてもバサバサしている」

 

こんな悩みの方もこのあと説明するポイントに気をつければ今より確実に綺麗に乾かすことが可能です!

 

 

まず早く乾かない綺麗に乾かない、ということに関して、いつもしている乾かし方を見つめ直して見ましょう。

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①水気はしっかり取りましょう、タオルドライ

このとき7割水気を取れれば乾かす時間は格段に早くなります。

タオルドライの時はゴシゴシ拭き取るのではなく摩擦を抑えながら、タオルを髪に押し当てるように水気を取りましょう。摩擦を抑えることで切れ毛、ダメージを防げます。

 

②に乾かしたあとにの仕上がりをイメージして乾かしてあげると綺麗に仕上がります。

乾かす前の一手間しっかり櫛で髪の毛をといてあげしょう。

(荒目のコームで毛先からとくと絡まずとくことができます)

 

収めたい位置にといてあげる。

 

最初から真下にとくのではなく、

このときは根本を起こしてあげるようにふんわりときましょう。

これをすることによって根本に風が行きやすく

毛先がおさまりやすくなります。

 

③根本に風があたっているか?乾かす時のドライヤーの位置距離が大事です。

 

頭皮に対して真正面の角度にドライヤーを置いて乾かす、ドライヤーは近いと早く乾きますが

高温になるので熱くなりすぎない距離を保ちたながら乾かすと◎

 

↑早く乾かす重点だと1番大事です。

乾かす順番

 

根本→中間→毛先

 

根本を乾かすと毛先の方に熱が伝わり中間毛先と早く乾きます。

毛先から整えて乾かす、これが一番乾かない原因です。最初はざっくり大雑把に根本をしっかり風を当てましょう。

 

④しっかり乾いているか、9割くらい乾き毛先を綺麗に整えて乾いているか、確認する時に冷風で乾きにくい場所を確認すると乾いていない場所がわかりやすいです。

 

乾きにくい場所

耳周り、もみあげ耳後ろ

襟足、耳より下の襟足部分は湿っていることが多いです、ピンなどで上を止めてから乾かすと早く乾きます。

 

しっかり乾かすことで寝癖ががつきにくく、臭いが出なくなります。(半乾きだと菌が繁殖して頭皮に臭いがでます)

 

⑤キューティクルを締める、9割くらい乾いてからキューティクルを意識して乾かすと毛先もまとまりやすくなります。

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キューティクルは髪の表面の鱗のようなもので

傘上についています、逆らってかわかすとキューティクルが開きパサついて見えます。

傘上なので締めるように髪表面に上から下に風を当ててあげる。

 

キューティクルが整うと艶がでて毛先がまとまりやすくなります!

最後に冷風を使って最後にキューティクルを締めてあげると◎

 

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いかがだったでしょうか?

少しやり方を変えるだけで時短になると思います!

 

簡単なので是非試してみてください。

「乾かす時間が短かくなった」

「髪の調子がいい」

 

少しでも思っていただけたら幸いです!

 

 

 

 

朝シャンは良くないのか?

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「毎日朝シャンプーするけどよくないの?」

「朝シャンっよくないっていうけど何が良くないの?」

 

これをみるとこの疑問が解決できるとともに

朝シャンの気をつけるポイントがわかります!

 

朝シャン派の方とそうでない方ライフスタイルによって人それぞれ違うと思いますが、今回は

朝シャンについて話していきます。

 

朝シャンはよくないと説明しながら自分自身結構朝シャンします!

 

朝シャワーのメリット

・朝の寝癖をリセットできる。

・眠気が抜けるスッキリする。

・体を温めて体の血流をよくる。

 

こんな感じだと思います、「いいことしかないじゃん」こんな感じに思う人をあるかと思うのですが、じゃあ何が朝シャンで問題とされているのか?

 

朝シャンでよくないとされているのは主に一個だけ、シャンプーです。

 

朝シャンプーがなぜよくないのか?

朝シャンプーが良くないのは頭皮皮脂を取りすぎてしまうというところ。

「取れた方が臭いとかもしないしいいじゃないか」こう思う方もいらっしゃるかとおもいます。

 

まず夜シャンプーする方がいい理由として

整髪料、皮脂汚れを就寝前にしっかり落とすことで頭皮の負担、整髪料などを頭皮に詰まらせないという理由があります。

 

朝じゃだめなのか?

朝シャンプーすると紫外線から頭皮を守ってくれる皮脂膜まで落としてしまい、紫外線影響を直接受けてしまいます。

夜シャンプーの場合就寝中に皮脂膜を作り紫外線から頭皮を守ってくれる役割があるというわけです。

 

紫外線による影響

・薄毛

・抜け毛

・髪の成長阻害

 

これらの影響があります。

「じゃあ朝シャンしたらだめなの?」

このような方にオススメな方法があります。

 

朝シャンで悪いのはシャンプーなのでシャンプーではなく、湯シャンをしてトリートメントをすると良いです、皮脂の取りすぎが良くない原因なので取らなければいいです。

 

ここで注意してほしいことは、整髪料などがついている方などは必ず前日夜に整髪料などをシャンプーで落とすこれが大事です

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朝シャン気持ちいいですよね!

朝シャンで1日が始まるこんな方は少なくないと思います!これを見て改善すれば朝シャンは良くないという、不安も消えるかなと思います!

 

みなさんの気持ちいい朝を応援しています!

参考になれば幸いです!

 

カラー剤調合基礎

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「カラーはぬれるけどつくれない。」

「作り方考え方がわからない。」

「失敗しそうで怖い。」

「狙った色味を出したい。」

 

こちらを最後まで読んだいただくと考え方

作り方を解決することの手助けになるとおもいます!

 

あくまで個人的見解なのでこれを見て自分の経験測と照らし合わせて考えてみてください。

 

なんとなくカラー剤を使っているけど毎回考え方がブレるという方は自分の中での鉄板レシピ

テンプレートを持っておくと考える時間が減り

施術が早くなるのでおすすめです。

 

 

1.希望色を共有する

実際にカラーする方と施術する方のイメージを共有することでイメージのギャップをなくします。

 

明度(明るさ) 彩度(色味の強さ)

色彩(暖色、寒色、ナチュラル)

 

2.ベースの状態を確認する

カラーする方のカラー履歴、ストレート履歴

パーマ履歴を理解することで色の沈み方にごりかたを把握しておく。

 

ストレート履歴→寒色系は色が濁りやすい。

        明度があがりにくい。

パーマ履歴→毛先のダメージ毛

      が色が沈みやすい。

カラー履歴→毛先だけ明るいブリーチ履歴あり

      毛先に色味が入りやすい。

 

3.カラー施術プロセスを決める

 

(例)

ターンダウンなら→ウェット塗布

トーンアップなら→毛先からワンタッチ塗布

 

この3つのイメージができたらカラー剤の調合を始めていきます。

 

まず初めに理解してほしいのが地毛の黒髪の構造と色相と補色の関係と無彩色について

 

地毛の黒髪はメラニン色素で黒くなる。

地毛の黒髪の色のバランスを三原色で考える。

 

順番に青赤黄がありこの順番に色が残る

 

黒→赤→オレンジ→黄色

大まかにこの順番で明度が上がると色が出てくる

 

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補色とは現在の色味に対して対になるような順番にある色味のこと。

この二つの色味が合わさると色味が打ち消しあい無彩色と呼ばれる白、黒、シルバー、グレーと言った色味がないものにちかづいていく。

 

ここに関しては明度によって暗ければグレー黒に近づき明るければ白、シルバーに近づく。

 

これを理解してお店のカラーチャートを見てみる。白髪に染めた色味の強さを見る。

 

ベースの色味に対して

希望色+補色この考え方でカラー剤を調合していく。

 

希望色に対して1割から3割までの補色を入れる

3割以上入れると希望色に影響が出るので3割までときめておく。

 

黒髪のバージン毛の場合黒から赤オレンジが出ることを想定して補色を足すとよいです

 

 

希望色+補色(希望色に対して3割まで)

このシンプルな考え方で狙った色味が出やすくなるのでぜひ試してみてください!

 

これが全てではないですが基本的な考え方です。是非カラー調合の参考になれば嬉しいです

 

あとは経験測で色々鉄板レシピを作ってみてください!